知っておいた方が良いテクノロジーの進化とその未来予想がちょー身近でわかりやすかった。

表参道のBA-TSU ART GALLERYで開催されているAutodesk Gallery Pop-up Tokyoにさっき行ってきました。そこで業界最前線にいる方々による未来予想が語られて、これの話がちょーーーワクワクしたのでメモしておきます。

Autodesk Gallery Pop-up Tokyo
会期:10 月 23 日(金) ~ 11 月 8 日(日)
時間:12:00 ~ 18:00 入場無料

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ライゾマティクス 代表 齋藤精一 氏さんは

今後はhackとmashupをキーワードに異業種の人がものづくりに参加し活躍出来るようになる

みたいな事を言っていた気がする。
これはNike Rizeの上海でのキャンペーンの紹介の時に話していました。今後はテクノロジーとスポーツのノウハウを組み合わせるとか、バイオとIT技術を組み合わせるとか、自分のいる世界で培ったスキルが別の分野でコラボしたり応用したりする現象がどんどん起こっていく、的な。正確にはなんて言ってたかわすれたけど、そんな感じの事を言っていた。

このバスケのプロジェクト、昔見た時もヤバイと思ったんだけど、これ実はLEDを仕込むためにコート床の材料の研究から入り、選手のスリーポイントを打つ場所や動き方をデータ化し、それをベースにゲーム性をもたらしていたりと、ただカッコよく光らせているだけではない。


建築家 藤本壮介さんはAutodeskのツールなんかを使っていくこの先について

一部の名人にしかできないことを、ツールで凡人でもハンドリングできて、ビジュアライズし、共有出来るようになってきた。

と話していた。BIMとかCIMの話に触れつつ。これ確かになーと思って。

例えば今やスマホが普及して、instagramなんかはプロのカメラマンレベル(にほぼ見える)写真を撮れるアプリとしてユーザーが爆発的に伸びている。関連してちょっと前にinstagramで流行ったcinemagraphとかもそう。フツーの人でも少しセンスがあればイラレとフォトショをゴリゴリ使い倒さなくてもアプリ一つでサクッとこんな画像・映像?ができる。

日本人って職人気質だねとか、なんとか道の師匠とか、なんとか界の巨匠とかいう表現好きだ。でも彼らが長年培ってきた技術や感性までも数値データ化して、銀閣寺の中庭をautodeskと3Dプリンターあたりをいじれる高校生のバイト君が時給1,000円で整備してる、とかいう話が出てくるかもなと。

WOWアートディレクター  鹿野護 氏

ビジュアルは本当の事と人を動かすワクワクが合わさって初めて価値がある。

すごく納得する言葉でした。鹿野さんも好きな言葉なんだって。ビジュアルの価値って見た目とその裏のコンセプトが繋がっていないとインパクトが出せないという話をしていた。オレが常日頃からディスっているペロンペロンのナンパしよーぜ、みたいなクソクラブパーティがなんでダメかを説明するようなお話。論理的には革新的でも、それが人のココロを動かせなければ、おそらくそれはコンセプトがないからだと。逆に論理破綻していてもコンセプトが立っていて人のココロを動かせちゃう「虚構」も存在しているので、それには要注意だねと。

takram design engineering 代表 田川 欣哉 氏

20年後のデザイナーはキレイな椅子を作るのではなく、その椅子を作るためのアルゴリズムを作る人たちがデザイナーと呼ばれる様になる。そこに個人のパラメータなどを流し込んで、見た目的には個々に特化形になる。

ここで言っているのはその通りで、例えば今はiphoneなんかは数億台の同じ形をしたモノを数億人が使っている。けど未来のスマホ(たぶん実際はスマホなんてモノ自体なくなっているだろうけど)はユーザー個人のDNAとかをログイン画面から登録をして、スマホの形が個々人の手にジャストフィットする形に変形したり、画面の文字の大きさが自動で変わったり、その他無限に調整できるあらゆる部分がカスタマイズされるだろうと。だから将来はiphoneって言ったらモノ自体はイメージできるんだけど、一つとして同じ形や色をしたものがない、みたいな事になっていくんだろうと。

もうワクワクしすぎて寝れなくなってしまいました。

11 月 8 日(日)まで開催しているので、表参道で時間ができた方は少し覗いてみるといろんな革新的なプロジェクトが見れるのでオススメです。

 

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digitalxnotesさん(@digitalxnotes)が投稿した写真 –

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