日本にいる日本人が求める異質な世界観
リアルさが足りないと面白くない。
というか simply its not interesting nor innovative if you keep trying creating something that “looks like” something. You gotta do something you really love doing.
さらに言うと、何かを摸倣する事は凄く良いけど、何か「っぽい」事をしようとするとダサさの塊ができてしまう。でも世の中そんなものが大半を締める。だからこそちょっと工夫したパーティをやるだけで面白いと評価されちゃうんだけど。
最近はそんな当たり前の事を身にしみて感じている。
感覚的な話だけど、日本人は疑似空間の想像・演出力に長けていると感じる。だからディズニーランドが30年も続き、アニメ文化が発達する。
でも今後はビジネスでも遊びでも「バーチャル」で何かを展開していく事の価値が薄れて行くんじゃないかと思う。トレンドの周期的な意味も含まれるかもしれないけど、あくまでも本物を求めて行く流れが来る気がしてならない。
だから5年とか10年後の話かもしれないけど、国内のレストランとか美容関連サービスで良く使われる「本場さながら」とかいう表現が飽きられるんじゃないかなと思う。何故かというと、現代では人間の移動コストが大幅に下がり、日本にいる日本人が求める異質な世界観を実際肌で感じて来た外国籍の人間がおおく入国してくる時代になるはずだから。タイ式マッサージ受けたいなら都内の一等地のサロンじゃなくて実際タイ行こうよ!みたいな。
パーティの話でいうと、クラブ文化はそもそも非日常を感じる場所でもあるので、バーチャル空間が尊重されなくなる事はないとは思う。ただこれからは、より日本で養った価値観でのDJプレイとか、国内で作り上げた音とかお酒とか、そういうものがカッコいいとされる日が来るとは思う。若干個人的な願望も含まれてはいるけども、少なくとも「イビサの泡パーティがここ東京でも!」みたいな打ち出し方が良しとされなくなる日は来ると考えている。
Burning Manをアメリカから持ってこようとして、その何百分の一みたいな規模のイベントしかできないのとか、そういうリアリティへの志レベルが要因なんじゃないかなと思う。もっと現実の日本の土地とか環境を活かしたパーティをやったほうがクオリティ高いものが作れると思う。
あまり自分の中でもまとまってないけど、ビジネスにしても遊びにしても「ナントカっぽい」はやる意義が全く見出せなくなった。