電化製品市場のガラパゴス化


市場が孤立する状態。

ガラパゴス島は孤立していてユニークな生物が多い反面、外来種には気をつけなければならない。
台湾メーカーがそんな東アジアのガラパゴス島の脅威となりつつある。
小型ノートパソコンでASUSなどがEeePCでワールドワイド展開を狙っている。世界のトレンドであるeasyなUIとreasonableが武器だ。日本製品は多機能で高額なものが多いなど、世界ニーズに対応していない課題も多い。今年度1-3月の統計ではASUSはNECやSONYを抜いている。
伸び率で見ればBRICsが顕著な功績を見せる。
もう現代では90年代の「日本で売れれば世界で売れる」ロジックは通用しない。ハイエンドを意識しなければ日本では売れないが、逆に世界基準に合わせて作れば日本のニーズを満たすことは難しい。
台湾のメーカーであるAUOの液晶パネルをソニー・サムスンなどが使っていたりもする。
日本のメーカーは世界のマーケット分析が足りないのではないだろうか。
消費者ニーズに対応したビジネスモデルの展開が求められている。
やはり相変わらずここ数年で消費者による個人対応のサービスが求められている印象を受ける。AppleやDELL製品にしても、ベーシックなモデルにユーザーが個別にカスタマイズできる商品が今後増えていく気がする。製造コスト、プロセスで考えても、高性能な商品でターゲット層を限定してしまう事態は避けたいはず。
世界におけるITの普及率が高まるにつれて、ITを活用する事例の母体が拡大する。それに比例して選択能力のある人間も増えるわけで、パソコンもその各ケースに当てはまる機能を搭載させるためのビジネスモデルが必要なのだろう。
消費者の購買行動のプッシュ型からプル型への移行と、非常に関係性が高いように思える。

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