disco世代と今のクラブ
・・・「Yah!」プロジェクト独自調査の結果、・・・浮かび上がったのが「依存夫」です。団塊男性の約6割を占めるこの層は、これまで仕事や職場の人間関係に依存したライフスタイルを送っており、趣味は少なく、家ではゴロゴロしていることが多く、家族の中でも浮いた存在になっているケースが多い男たちです。彼らは、リタイア後への準備もできないまま60才を迎え、新たなライススタイルの構築に四苦八苦しているという状況が明らかになりました。
この多数派を占める「依存夫」に、新たなライフスタイルや人間関係の構築を促し、それに伴う消費活動を促進することができれば、「団塊男性マーケット」は大きく動く可能性を秘めています。
マッキャンエリクソン「DANKAI TIMES」より
最近ではDJやトラックメーカーでも「売れたい」者の間では団塊世代やシルバー層を頭の片隅に置いているアーティストがいる。JEROブームに乗って作るトラックの曲調を演歌路線にしようかなど考える人が何人か出てきた。
現在の音楽業界ではコンテンツの無料化が進み、IT格差による恩恵を受けて生き延びているCDの売り上げも先が見えない。今はオンライン販売が主流になりつつあり、楽曲を手に入れる手段が違法ダウンロードが当たり前のような現代だ。音楽で稼ぐためには言い方は悪いが、CDで曲を購入するしか手段のない層を狙う動きが出てきてもおかしくない。
マッキャンの視野にはその先の、音楽にも興味がない層にどうインセンティブを与えるかを課題として挙げているらしい。オレも今までクラブに足を運ばなかった「オヤジ」世代に70、80年代の曲をかけてdiscoを感じてもらおうかと昔から考えている。
何かに対して需要がなかった層を開拓するのはそう簡単な事ではないとつくづく思います。