細かいコダワリを活かして独自のコミュニティを作る日本人

小学校時代のほとんどはロンドンで過ごした。
オレはそこで現地の小学生のライフスタイルを知る事になる。
そんな中、おもちゃが飽和状態の日本で生活する小学生が実は凄い事に気付いたのはこのあたりから。

もちろんオレがよく遊んでいた東京とロンドンそれぞれの友達の過ごし方を比較しただけに過ぎないけど。
少し面白いのは、ロンドンには「カッコいい」モノやコトが明確にあって、何がダサいかが普遍的な共通認識としてある。
そういう意味ではアメリカとかと比べて日本で良く見られる流行がある。
そしてイケてるやつの条件みたいなものがやっぱりあった。

サッカー大好きで、DJの話題にちょいちょい乗れて、大人がする事にとりあえず手出してみる

みたいなヤツ。この辺りの情報を持ってるヤツはだいたい人気者。
で、90年代後半のロンドンの小学生(男の子)の特徴はだいたいこんな感じだった。

    • サッカーを見まくって、Premier league Stickersを買って友達同士で交換する
    • Southparkを見てだいたいみんなスタンとカイルのモノマネが出来るようになり、大人のモテる男になるためにブラックなユーモアを勉強しまくる
    • とにかくPlaystationもしくはスネズ
    • Trainspottingを見て大人のすべてを知ったつもりになる

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=Rgk7u7TDTSw]

そんな中で、日本の小学生は

      • ビー玉を飛ばすためだけにパーツを買い集め
      • 裏技の本を読みまくって数十通りある隠しコマンドを全て暗記
      • 車体のボディをピンバイスで肉抜きしてから走行テスト
      • 微妙な違いしかないパーツをセレクトしてアクセ作ったり


あ、イギリス人より日本人のがすげーわ。って小学生だった当時思ってた。

そしてオレが勝手に「すげー」と思ってた日本人が今社会に影響を与えるようになり、ますます面白くなって来た。ここ一ヶ月ぐらいの間にまたロンドンにいた時みたいな感覚になりつつある。つい最近初めて会った人から身近にいる人まで、会話していると何か新しい遊びの価値を生み出して行ける気がしている。

  • フランスの学校でのフレンチの修行を経て、自ら東京でケータリングサービスを展開しようとしてる秋山君と、彼をオレに紹介してくれた中国語マスターヒロと女子向けのスイーツフルコースのイベントを企画し始めたり
  • ロシアと日本の架け橋的な立ち位置でイベントをデザインしてるみさとと、シルクスクリーンアーティストチームTOASTと一緒に、アフリカのガーナに学校を作り、貧困の格差と募金について新しい切り口でその意義を教えてくれる小正君とガーナ料理イベントをやる事にしたり

    >>ガーナ人と料理の話をしていて日本語の凄さに気付いた。

  • エレクトロDJとしては知ってたけど、実はカフェをプロデュースしててそれが9月にオープンするUzzyには秋あたりにやろうとしてる船上パーティに参加してもらう

同年代の日本人ってなんか良いじゃん。って最近思ってるよ。

2 thoughts on “細かいコダワリを活かして独自のコミュニティを作る日本人

  1. 最近自分は何をしたかったんだっけ?
    何に喜びをかんじるんだっけ?

    とか
    とにかくただ食うために働いている自分に嫌気がさして
    これ見たらなんか元気出たわw
    サンキュー

    1. オレ的には
      ネガティブな気持ちが生まれる分、その後面白いものを作り出すパワーに昇華できると思ってるから
      そんな嫌気がさしているテルが羨ましい。

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