直球ストレートに自分ゴト化できる目線が勝つはず

昨日Works Applicationsのカンファレンスに参加して新しいERPシステムHUEの紹介を聞いた。牧野CEOによるDemoセッションの後はAppleの共同設立者の一人、Stephen Wozniakとの対談だった。

Apple IからiPhone 6まで、新しいオモチャについて興奮しながら話す10歳児の様なウォズと、日本市場で多くの大企業をクライアントに持つ絵に描いたような経営者の牧野さんとのギャップが結構面白かった。
写真牧野さんの質問1に対してウォズは30しゃべる、ぐらいのペースで同時通訳の人がマジで凄いなと思った。

今回のERPシステムHUEの紹介プレゼンでは「レスポンシビリティと利便性」を全面的に押し出す機能満載のデモが行われた。その後にウォズ先生による「日本の大企業のイノベーションの起し方」への回答が “You need to think not Technology scale but Human scale” という内容だったのが個人的に少し滑稽に見えた。

先日ちょっと話題になっていたAmazon ベソス氏「もうパワーポイントは禁止」で書かれたいた通り、新しいサービスを開発する際にパワーポイントの様に「売り手が売りやすいもの」は徐々に淘汰されていくのかもしれない。本当の意味でのユーザー視点(売り手側からみた顧客目線ではなく下心なく本当にガチ直球ストレートに自分ゴト化できる目線)がそのサービスの品質に直結していくはずだ。

だからスーパーコンピューターはスパコンを自ら好んで使ってた人達が開発して売るべきだし、工業デザインソフトの販促プロモーションはそれらを普段から使っている、もしくは関心のある人間が実行すべきだと思う。ものを流通させるだけのディストリビューターとかマジでいらないと思っている。大企業の営業マンよりも雑貨屋の店員の方が説得力ある話ができると思ってしまうのはそういう所にあるのかな。

 

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