スマホアプリで運転できる45万円のWHILLに乗ってきた。

電動車椅子(そう説明して良いのかわからないけど)を開発するWHILL株式会社のリサーチセンターに行ってきた。

日本の最新テクノロジーを体験しに遊びにいきます!:):)

みたいなノリで訪問させてもらった。

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元はと言えば口にペンをくわえて絵を書くアーティストTAKAの個展に遊びに行った時に、WHILLの平田さんに会ったのがきっかけ。

ちなみにTAKAは普段は車椅子に乗って生活するが、「手足が不自由だから」という事実を良い意味で全く考えさせられない凄くカッコ良い(チャラい。笑)やつだ。彼にも久しぶりに近々また会おうと思う。

 

という事で横浜のデッカい倉庫の実験スペースでWHILLに乗ってきた。
まず面白いのが、この電動車椅子はスマホで運転できるところ。自動運転の未来が凄く近く感じた。

そして車椅子だけではなく、将来物流の運搬ロボットにも展開できるし、観光用途の乗り物にも応用を検討しているとの事。そのために下の動画に出てくるWHILLのModel-Cは、座席部分、後輪、前輪とシャシーまでがパーツごとに別れるのでカスタマイズ性が高い。この概念がミニ四駆みたいで無駄にワクワクする。

これ一台で総重量50kgぐらいで45万円で販売している。開発費その他をど素人目線で概算で考えても確実に安い。

海外からの注文も殺到しているらしい。

 

あと一番すごいのがオムニホイールという24個の小さなタイヤが集まった前輪。車体前方が横にすーっと移動できるのでちょー小回りができる。

そこでWHILLのみなさんとフリーディスカッションしていろんなアイディアが出た。

  • ARアプリと組み合わせた街中観光ガイドライドサービス
  • 地方高齢者向けの買い物代行ロボット
  • 泊まるホテル周辺を案内してくれるhandicap suit roomのアップグレードオプション
  • 横のアームレストのパネルを広告枠にした移動型メディアサービス
  • 背面にバスケットをつけたredbull型のサンプリングキャンペーン
  • アイトラッキングシステムを実装してWHILLユーザーの視線解析したバリアフリーUXコンサルティング
  • 遠隔カメラを実装してWHILLユーザー向けリモートコンシェルジュガイド
  •  WHILLのバッテリーを利用しPCで作業しながらの通勤時の自動走行車

今は普段生活する中でまあり歩けない人に接する機会がない自分にとってWHILLは必要ない。ただ逆に自分の足で歩ける立場でこのプロダクトについて考えるといろいろアイディアが出てきた。

空港での車椅子の貸し出し台数について驚いたのが、羽田空港が1日50台なのに比べシカゴは桁が変わり5,600台は出るらしい。日本社会のバリアフリー化はまだまだ改善の余地があるのは明らかで、これから1,2年で変わっていくにつれ可能性が生まれる気がした。
前に会った英国政府公認サイボーグもそうだけどテクノロジーが人間の可能性を拡張させるAugmented Humanの未来、最近自分の中で流行中!!

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