結婚にむけて退職を選んだ理由

知っている人も多いと思いますが、長年付き合ってきた彼女と来年結婚する予定です。

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だから今月末で会社員を止めてフリーランスになりました。手に職がある状態ではないので正直すごく迷いましたが、安心安全な環境でモジモジしててもつまらないのでGOです。

会社を辞めていなかったら今頃いろんなコミュニティの忘年会に参加してはメンバーを募り、次の春あたりのキャンプイベントを企画し始めていたのかも。

今は正直不安でしかないです。2017年1月から銀行口座にお金が自動的に一切入らなくなる。

 

会社を辞める理由はただ一つ「20年後をデザインする材料を集めるため」

今までの自分の人生の中ではトップレベルにチャレンジングな決断をしたつもりです。フィーリングとかバイブスがアガったから〜、とかで片付けられる話ではないのは確か。ただこれは自分なりに未来を読み解くための決断でもあります。
そしてすごくシンプルな問いに答えるためです。

20年後の世界はどうなっているんだろう?
今自分は何をすべきなんだろう?

まず前提として結婚したあと子供をつくりたいなと考えている。自分の子供には色々なカッコ良い幸せな何かを託していきたい。自分の親がそうであったように。

そう考えた時に、おそらく将来自分の子供の世代は今とは全く違う環境と視点で生きる術を身につけていくはず。だからこそ今、そこに行き着くまでの最先端の時代の流れを自ら体験する必要があるという結論に至りました。もっと言うと、これからの時代の流れに沿って自分と彼女である優のDNAの生み出す力が最大限発揮できるストーリーを形にしていきたい。そんな発想が一番ハッピーな人生を描けるんじゃないかなと考えています。

思い返すと今まで常に実験的なLife styleを歩んできました。

どの時代になってもその都度周りの世界を読み解きながら、理にかなったアドバイスを自分の子供にしてあげられるオトナになる準備をしなければいけない。

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そしてそれは現代の100人以上ぐらいの「企業」という長い間その基本構造が変わっていない組織体にフルタイムで働いていては将来の世界を読んでいくための材料が集めにくいと判断しました。

 

時代の流れを読むためのキーポイントとは

会社員ではなく、フリーになる事で自分の責任の範疇で好きなようにスピード感をもって複合的に世界のいろんなideaをマッシュアップしていきやすいと考えています。甘い考えかもしれませんが、その難易度がどぐらいにせよ、コト X コトの掛け合わせのニーズはあらゆる世界で増していくと確信しています。

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今月末で4年間勤めていたイベントプロデュースを専門とする株式会社博展で退職願を提出した時に、最後の部長に伝えた内容。尊敬する役職者トップ3にランクイン(本人には言ってないけど)する彼には自分の考えているコアテーマの全てを打ち明けました。

自分の社会人生活は3年間の高校からの4年制大学、みたいな感覚で作ってきました。

まずはじめに高校生活にあたる3年間。21歳の当時考えていた事は2つ。
1つは今後の社会インフラの全てになるであろう「コンピューターの世界」の裏側を学ぶべきだという点と、2つめにいわゆる「日本の企業文化」がどんなものかを肌感覚で体験したかった
新卒で国内の大手IT企業のグループ会社に入りました。
仕事の内容としてはシリコンバレーやイスラエルのIT企業から製品を買い、スーパーコンピューターを扱う研究所や大学の博士に売る営業。商流の間に入るNTT系列や製鉄・独立系のSIerとのやりとりも多く発生する中で「頭の硬い日本のおじさんワールド」をどうにかしたいという思いが日に日に増していった3年間。
少し英語がしゃべれるだけで役員クラスの会議に参加できたのと、ITパスポートから始まりコンピューターの基本的な構造が理解できたので当初の目標はクリアできました。

1社目の目的をある程度達成し、次は価値を世の中に適切にアウトプットする手法を学ぼうと思いました。そこで次に選んだのはイベントプロモーションの仕事。ここは合計4年間在籍し、最初の2年間はIT企業の顧客を相手にあらゆるプロモーションのためのイベント空間を提案してきました。
「◯◯展に出展してまずはリード顧客リストの土台をつくりませんか?」とか「トレンドのテーマで自社セミナーを開催して見込み顧客を抽出させましょう」とか。機関システムのプラットフォームベンダーからスマホゲームの会社まであらゆるIT関連企業に提案していました。

そして後半2年間はイベントに特化したデジタルマーケティンサービスの販売。各種申請書の送付にFAXなんかを使うアナログなイベント業界ではまだまだ未知の領域。ここで「デジタルテクノロジーがイベントプロモーションをこんなに変える事ができるのです!」という話をひたすら説明し歩き回っていた。

早稲田の4年間で過ごした時間に匹敵するインパクトがあり実際にアウトプットに繋げていく経験ができた。

 

今後の活動の基本姿勢はDJとして動いていく

DJ活動はもちろんより力を入れていくつもりですが、他のビジネスもDJのマインド構造を当てはめて作っていこうと思います。DJは日々自分とグルーヴの合う良い音楽を探し、時には少し加工し、他の曲と繋げながらリスナーの耳元に届けていきます。


それはブランディングやマーケティングの仕事において、世の中から素晴らしいと思うプロダクトやサービスを探し、それを横流しに販売するのではなく、他のものと組み合わせたりセレクトしながらブランド価値を上げ、マーケットに落とし込んでいくプロセスと同じだと思っています。
様々な情報が世界中に行き渡る現代では、もう流れ作業の様にモノやサービスを大量に代理販売していく事の価値は薄れていく一方です。それはロボットの仕事になっていくはずで、人間の大部分の能力はもうそれに負けています。

最後にこのブログで一番読まれた記事で、かつ今回の決断の大きな要因ともなった考え方がまとまっている記事をどうぞ。

とにかく会社員生活を辞めた今、周りに何もない感覚が新鮮です。

いや正確にいうと衣食住は揃ってるのと、あと大切な彼女と家族と、世界中に自慢できるスゴイ友達と最高な音楽はたくさんある。

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