2年間限定タワーマンションでのホームパーティ生活は「ちょー楽しい」だけじゃなかった(2)
シェアハウスっておそらく「現代の都心ではご近所付き合いが減った」みたいな現象を補うコトなんじゃないかと。
ライフスタイルが違う人間の生活がわかると自分の考え方が少し変わることに気づいた。
2年間オレ以外の2人のオッサンの食べるもの、寝る前の習慣、買い物をする時の思考から休日の過ごし方まで、ありとあらゆる生活スタイルを身近で見る事ができた。もちろんそれぞれ29年間の過ごし方が違うので、意見や行動がぶつかる事も多々あった。
お前トイレの電気消せよ
彼女呼ぶときLINE申請あげるルールだろ
まだ家賃貰ってないけど
また管理人に怒られたじゃねーかよ
みたいな事はお互い日々出てくる。笑
ただその中で生活しなければいけないので、良くも悪くもバランスの取れる落とし所を探すようになる。またどうしたら日々出てくる問題を和解しながら解決しようか、みたいな発想が自然と出て来る。しかも登場人物がオレとお前、だけじゃなくて3人いるので、家の中の空気感とか利害関係も自然と意識するようになった。これは本当にオレ個人の話だけかもしれないけど。
こうして一人暮らしや実家暮らしとは違い、友達と住むという環境に加え、多種多様(本当にいろんな人がきた)な人が遊びに来た。 少なく見ても一ヶ月に平均10人ほど新しく遊びに来る人がいたので、2年間で240人は遊びにきている計算になる。でも実際はもっといたんじゃないかな。ホームパーティみたいな開催場所が家となると、クラブイベントや野外イベントと違って参加率が非常に高い事もわかった。そもそも自分の家というプライベート空間にオープンに受け入れるという状況が理由なのか、外ではあまりしない深い話もする様になる。
バカみたいに騒ぐ日もたくさんある中で、ビジネスに繋がりそうな話や次の遊びのアイディアなんかはしょっちゅう出てきた。
そんな生活をしていると結果的に衣食住を共有できる友達が増えていく。そうすると家族や彼女、またたぶん奥さんみたいな存在と住むのとは違う体験をする事ができるんじゃないかなと。
前回の「2年間限定タワーマンションでのホームパーティ生活は「ちょー楽しい」だけじゃなかった(1)」はこちらからどうぞ!ある程度深いところまで話し込む人の人数が飛躍的に増えたので自分の視野も広まったよというお話。
つづく