ITシステムの考え方でアートイベントを組み立てる(1)
なんかここ数年日本でネガティブな言葉ばかりが飛び交う。というかオレらの世代はモノ心ついた時から日本でネガティブな話題ばかり見せられてる気がする。そして年上の人達から教わった思想で生きていれば裕福で安全に暮らせると思っていると、そのやばいのがどんどん悪化する気もする。
日本は実質GDPが前期比年率マイナス6.8%になり、「実は危ない?有名大企業まとめ」にもある通り多くの大企業の行く末は明るくはなく、75歳以上が人口の25%を占める国。そんなんばっか。
一つの考え方として、ネガティブな言葉が多く出てくるのは、自分達(日本で社会の仕組み上影響力のある人達)が環境の変化に気付いていないないからだと思っている。GDP世界2位のジャパンアズナンバーワンの日本でがっぽがっぽ金稼いで、良い外車乗って、ザギンでシースー食ってチャンネーと高級マンションに住んでるぜ、みたいなヤツが死ぬほどダサい時代なのは間違いない。これは個人観によるでしょとかいう領域を超えて「公式オフィシャルにダサい」に認定されていると思う。3,40年前から根本的なマインドが変わってない人達が主導権を握っている事が原因な気がしてならない。
逆に今の日本でポジティブな話題(facebookでいいね!される様な話)はどういう場面で出てくるかと言うと、仕事しながら別にNPO理事やってますとか、OLですけど平日夜のヨガはかかせませんとか、音楽もアウトドアも語れるみたいな内面的な人間性を磨いている人達の活動だと思っている。だから社会起業家のプロジェクトとか画家の思想とストーリーが表現されるアートがウェブ上でバズるし、そういうコンテンツを取り上げたイベントが多いんだと思う。イケダハヤト「新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。」にほとんど同じ様な事が書いてある。
で、その大きな変化ってやっぱりインターネットとITデバイスの影響が大きいのは間違いない。もはやITを利用しない人のほうがマイノリティになっている。とはいえITは多くの利用者にとってはブラックボックスを扱う話で、かつテクノロジーの進化は著しく、着いて行けない人が多いのも事実。 そんな時代だからこそITの基本的な考え方を理解するのって結構大事なんじゃないかと思う。それをベースにイベントを企画してITの根本的な考え方を知れたらなんかいいんじゃないかなと。ITがあれば何ができるかを知っているかどうかが今後大きな差を生んでいくのは間違いない。
具体的にITの考え方をどうアートに転換していくかはもうちょっと考えてから書こうかな。
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