普通とかいつも通りといったものが大嫌い
この前ヨガのインストラクターをやっている友達から「自分の中の無意識を意識する」という事について面白い話を聞いた。人は無意識にとっている行動(呼吸、歩行など)について意識すると新しい発見があると。ヨガのレッスンではそうした無意識を意識する体験も含まれているとの事だった。なるほどねーと思った。話を聞く限り無意識を意識する事により肉体的にも精神的にも変化が生まれるらしい。
高校生ぐらいの時からオレは常に自分を一歩外から見ようと意識している。転職のコンサルタントもそれを指摘してくれたからたぶんある程度は自分を客観視できているんじゃないかと思う。
その中で「客観的に自分の無意識を見抜く」には二つ種類があると思っていて。
一つは空想上の「誰か」の視点で物事を見ようとする方法。これはDJをする時に良く使う。先週は国立競技場でDJする機会があった。
1964年に東京オリンピックが開催された当時の人の興奮とか、それ以降この競技場の観客として客席に座った人の感情とか、上の写真でオレがいる所に立った歴史上の人物が感じた事など、いろんな人が何を思ったかを考えながらDJをした。そうすると自分がその人達にどう見られたいかを妄想しながらプレイする事になる。自己満足といえばそれまでだけど、DJとか自分の世界観を作るアイコン(多くの人がそうであるべきだと思う)はそういう考え方が凄く大事だとオレは思っている。
あともう一つは完全に自分を一人称として行動する生活を細かく見てみる事かなと思う。出勤途中にいつも見ない景色を見ようとしたり、少し思考を変えていつも気にするところとは逆の方面を気にしてみたり、普段とははずれた部分に意識をもってくる。
オレは普通とかいつも通りといったものが大嫌いなので、結構これが習慣化している。逆に自分が興味のないものは全く身に付かない。