好きな事だけやれば良い人が増える

年明け2日の夕方、寒い渋谷の宮下公園で路上生活者支援を募る小規模なイベントが行われていた。炊き出しと共に募金ボックスがいくつも設置されていた。

その時にふと路上生活者と求人情報のマッチングが効率良く成立してないんじゃないかと思った。その仕組みを作るには費用対効果が悪すぎるからなのかな。仮に路上生活者全員が世の中の求人情報を全て知る術を身につければかなり変わるんじゃないかと思う。たぶん彼らの中には仕事をサボる癖がつき仕事がなくなり、家がなくなり、情報へのアクセス手段がなくなり、仕事が限られるという負のスパイラルに陥っている人が多くいると思う。もしかしたら家がなくなった人にピアノを与えて訓練させたら世界的に名の通るミュージシャンになるかもしれないし、介護施設を紹介すればシルバービジネスで成功するかもしれない。
こういった現象はソーシャルグラフ、もしくはビッグデータの精度が高まれば実現するかもしれない。Facebook、LinkedinやTwitterを始め、TSUTAYAのレンタル記録からiTunesの視聴ログを解析して人間の潜在的な力を可視化する技術がもう少しでできるはず。路上生活者がデジタル情報を生み出すことの出来るインフラがあればの話だけど。
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さらに仕事がある人達について考えた時に、世の中で全ての人間が自分の潜在的な力を的確に理解すれば、食べるために好きな事だけやれば良い人が増える。誰かがやりたくないか不得意な事を、他の誰かがそれを好んでやる確率が確実に高まる。その仕事の役割を補完するシステムの実現性は会社とか国籍とかの枠組みを壊せばさらに広がるはず。もう日本ではフリーランスや個人商店形態でシゴトをする流れが出てきてるし。

今のオレの会社はガチガチの昭和サラリーマンスタイルの金稼ぎをしようとしているので、2014年はそれを改造するために新しい視点と考え方で色々社内で提案していこうと思う。少なくとも時代に適していない思考を持った人たちのために、発信するべき価値がものすごく出てくる気がしている。例えば政治力で企業PRを全く意識できていないクライアントに対して麻薬化している広告プランを売りつける仕事は全く面白くないので、それに対する施策も考えている。

今年は定量的に収集する情報と感性で受け止めるインパクトのインプット、処理、アウトプットのプロセスをいろんなツールや人の協力を得ながら進めて行こうと思う。残り少ない20代の間にどれだけ周りに大きな影響力を与えられるか、表と裏を使い分けながら試行錯誤土台を組み立てて行く年にしようかな。

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