いろんな町工場のおじさん達と話してて感動した話。

今日はいろんな町工場で働いている人達と話していて鳥肌がたってしまった!!その不安な業績の中でも骨の芯から楽しそうにオレにいろいろ自分達の技術を説明してくれるのを見て。

違う素材の鉄を溶接ではなく摩擦を使って分子をくっつける技術だとか、
植物性のナントカっていう粒子を吹き付けて金属を磨き上げる装置とか、
写真撮影から立体の3Dイメージを起すソフトウェアを開発してますとか、
ゴムの伸縮率を正確に計測するための機材を製造してますとか。

そういう話を目を輝かせて説明しながら「でも国内市場は確実に縮小しているんですよねー」と皆口を揃えて言っていた。昔は下請けでもたくさん仕事があったのにと。まーそうなんだろうなと思う。ニュースとかで読む記事を初めて現実の話なんだなーと改めて理解できた。

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で、だからこれから何をしなきゃいけないかと言うと、外国人の移民をたくさん日本に呼んで内需を活性化させるか、日本人の夫婦が夜を営みまくるか。だって。

もう少し視点をミクロにした施策を考えると、既存技術の応用に走ろうとしている中小企業も多かった。例えば大きな医療機器(レントゲン装置とかCTスキャンとかなのかな)の外側のカバーを製造している企業は、その技術を応用してアルミとかチタンの板を削って文字などを入れた超軽量・強度バツグンiPadケースをつくったり。BtoBから若干コンシューマー向けというか、違う顧客セグメント層を開拓しようとしている企業もたくさんいた。残念なのが、それを何十年も試行錯誤し続けて未だにビジネスとして成功できていないという事。もちろんネックなのが生産数量とコストの兼ね合いで、同じiPadケースを1000個ぐらい作っても原価一個あたり3000円でも厳しいから採算が合わないとか。中国なら1/10のコストでやるのにと。
※中国ももはや人件費上がってて数年後には「工場」フェーズが終わるらしいけど。

ソーシャルゲームや各種ウェブサービスみたいに、ガンガンベータ版リリースして顧客の反応をみながらスピード命でバグフィックスしてバージョンアップするのが鉄則!みたいにいかないワケだ。

・・・とかっていう日々耳にする国内製造業の現状を「確かにそうなんだろうな」と思いながらも、やっぱりなぜか町工場のおじさん達は生き生きしていた。「オレマジ金なくててきとーにフリーターやってますけど、この箱でラップやれてるってだけでマジ最高っす!」みたいなたまにいる可愛いヒップホップやってるラッパー君達と同じ勢いを感じた。なんかどうにか手を貸してJapanese Super Starにしてやりたいなーー!!!みたいなカンジ。

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