日本人が生み出すアイディアと価値 pt.1

今年7月にニューヨークで絵の個展を開いた尚生と、世の中のカッコいいものについてしゃべってきた。
彼がBMXと絵を通して感じているものについての話を聞いていて、日本人は何をもっと意識した方がカッコ良くなれるかが少しわかった気がする。

尚生は双子の兄貴KohとBMXをやっている。BMXメーカーの企業をスポンサーにつけ、世界大会にも出場する。とりあえずBMXが大好きな男。
このカルチャーをもっと世の中に広めたいと考えている。そして競技としてのコンテスト等ではなくBMXカルチャーのカッコ良さをもっと伝えたくて、そのためにカッコ良い人が増えないといけないと。ただ日本のBMXライダーはスキルはあってもカッコいい人が多いわけではないらしい。

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=N5ReyWxn-Qs&feature=plcp](これはたぶん前々回NYに行った時の映像)

これってオレがDJとして10年ぐらい見てきたストリートダンスの世界に置き換えても凄く良く理解できる。

一言で言うと、日本のストリートカルチャーはカッコ良さの前に「キレイに決める」事が重要視される傾向があるんじゃないかなと思う。
先生から教わったものをひたすら反復し、自分の弱みを補う事が目標だったりする。そしてとにかくたくさんやれば凄いとか、偉いとか、正しいと思われる傾向がある。
しかしだからこそ、ある目標に向けていろいろと教わったものを突き詰める前に、そもそもそのプロセスが自分に合っているかを見極める作業が必要なんじゃないかと思う。

オレは特に何かの習い事とか学校で教わるものを発表会で披露するという流れを究極のダサい行為だと思っている。
「世の中で(表面上)カッコ良いとされるもの」をするんじゃなくて、「自分がカッコ良いと思うもの」を追求しなきゃ凄くつまらない世界になっちゃう。

今日は大切な事を改めて考えさせられたぜ。
最後にオレの部屋を意識して尚生が絵をプレゼントしてくれた!
今回のNYでの展示会の絵

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