オレが友達に対して一番大事にしている事
どんなコミュニティでも、例えば学校のクラスの中では大きく分けてこの二つの種族がいる。
A いじめられるネガティブ思考グループヤツ
B イケイケワルいじめっこ側グループのヤツ
オレはこの両方とつるみたがる性格だった。今ではその性格を活かしていると思っている。
この人達に対して、オレはそもそも何がしたいのかがやっとだんだん見えて来た。
そこで最近読んでいる本を紹介したい。
一つはPaul Adams / Grouped
科学や心理学、社会学などいろいろなものを絡ませてソーシャルメディア上の人のグループの関係性についての話。
右のは太田肇 / お金より名誉のモチベーション論
日本人が他人から自分の存在を認められる時の心理、それに伴う行動等についての話。まだこっちは途中なんだけど。
冒頭で挙げた2タイプの人達と絡もうとしてきた中で思うのは、多種多様な人の価値観を受け入れる事でなんとなく人の集合体(例えば一つのクラス)の全体像が見えて来る。
そうなるとどうなるかというと、だいたい人の集合体の中でどんな人物を中心にどんなコミュニティが生まれるかがわかる。
そうすると、既存のグループに新しい価値観を導入する方法(クラスに来た転校生を馴染ませるとか)が見えてくる。
あるコミュニティを大きくしたり、違うそれとをくっつける事ができる。
人が同じ空間に集まると、それだけいろんな方向に向けてパワーが生まれるからやりたい事の可能性も増えて来る。
じゃ今の大企業もそーゆ事?となるとそれは全然違う。金と名誉を基準に構造化された組織が動くから、資本となる金は増えても、ボトムアップの価値観の爆発は起きづらい。完全に経営者の力に依存されるトップダウン式となる。今の社会構造の中でそれってちょーくっそつまんないよね。
ただ家に友達を呼んで飲む時とかでも、半年、一年後の事をぼやっとイメージしながら企画してやってる。その場が楽しいってのももちろんあるけど。
昨日オレんちに来てくれたこの人達とか、これから面白い事をしていくにあたって鍵となる面白いアイディアをいっぱい持っている。
そんな発想やアイディアを調合しながら料理していくためにFROMとかやってたりする。このブログのTOPページの右はじに載せてるやつ。
また今日 ikegami studio “5G” でタカトシと会って改めて思ったけど、これからの社会、今でいうとソーシャルメディアの時代の中では、世の中どんな人のグループがあるのかを知る事が大事だ。そしてそれらグループを率いる人について知る事で、面白い将来をつくるきっかけが生まれる。最近確信してる。
その中でオレが友達に対して一番大事にしている事は、それぞれの何が魅力なのかを理解し、はっきりと本人に言う事だと思っている。生きている人間で何もないつまらないヤツなんか一人も出会った事ないから。親から貰った自分の名前を軸にいろいろやってこうと思うよ。
中村友哉
本当にこの世の中につまらない奴なんかいない。みんなそれぞれが個性の塊だ。自分にはない凄いところを持っている。それを素直に認めて受け入れる姿勢が大切。友哉に同感だよ。それぞれの良さを受け入れて尊敬して、それを刺激にして自分を磨いていく。あるいは、その個性が集まって、一人ではできないものを創り出していく。それが大きなパワーになるよね。
昔、友哉がいたとき、LEOで次の話を読まなかったかな?Tully’s を日本に広めたのは、いわゆる昔の帰国生。彼がアメリカにいたとき、当時は、日本にはあんな喫茶店はなかったんだけど、とにかく、Tully’s の雰囲気が好きで、何とか、日本でTully’s を紹介したいということで、オーナーに訴え続けた。その一途さが実って、オーナーに日本でTully’s を開店する許可をもらったんだ。オーナーも、利益が出るまでは一銭もいらないという条件で開店させてくれた。
そして、小さな店を出した。彼は、ほとんど1日中店に出てがんばっていた。そんなある日、一人のそろそろ中年といえる年齢のサラリーマンが、コーヒーの臭いに誘われて店に入ってきた。彼も、アメリカに留学経験があり、Tully’s のことは知っていたが、まさか、その時、自分と話している若者が、Tully’s を日本中に広めようと、オーナーに認められている人とは思わなかった。でも、いろいろ話をしているうちに、好みや価値観、そして、何と言っても、自分の夢を実現しようという姿勢に共感し、その若者に投資してみようと決断。
このコンビが、Tully’s を日本に200店舗以上に広めたんです。それぞれの個性を尊重し、それを信じて、一人では難しいかもしれないけど、何人かで力を合わせれば、大きなものを成し遂げられる。それも、既存のものを越えるものを創っていけるということを、もう何十年も前に証明しくれています。
友哉たちも、視点と信念がぶれずに、そして、一人ではなく魅力的な仲間たちと力を合わせれば、何かを創り出せると思いますよ。期待してます。
吉澤先生、コメントありがとうございます!!
Tully’sの話は高校の時の授業で聞いた様な気がします。
「視点と信念がぶれずに、そして、一人ではなく魅力的な仲間たちと力を合わせれば、何かを創り出せる」
本当にそこですよね。
僕が中学校の頃から教科書をバカにして勉強を放棄してた理由の一つは、ある答えを導きだす一つのプロセスをクラス全員が暗記させられていた所に疑問を感じていたからでした。そういった環境の中では個性的な視点や人とは違った信念を持つ事が、もはや恥ずかしい様な空気感があって凄く残念に思った記憶があります。
だからこそICU高校に入れてとても良かったです。法律さえ破らなければなんでもやっていいあの環境では、個々の武器を研ぎすます場として最高でした。
「それぞれの良さを受け入れて尊敬して、それを刺激にして自分を磨いていく」ための学校ですよね。だから高校の友達とは出会ってから10年経った今でも定期的につき合って行きたいと凄く思います。ついこの前100人ぐらい集めて原宿で同窓会をやりました。
早稲田もある意味アーティストを育てる環境というか、例えば慶應とかと比べると社会的に価値のあるものなのかどうかもわからない様な事を必死にやり続ける人が多くて凄く楽しかったです。ここでの出会いは今の生活の基盤を作り上げています。
これからの僕の課題はこうした考え方を如何に日本中に認知させていくかだと考えています。あくまでも一つの考え方として、周囲からの批判を恐れずに意義がなさそうな事でも、自分がやりたい事を実行していれば自然と人が集まって来るんだって事を。