自分が見えていない世界のヒトと繋がるには
先週末昼飯を食いながら自由が丘のメンツで話した内容のメモ。
ツイッターとかフェイスブックとか、ソーシャルウェブ上に誰もが簡単に情報発信をする時代。果たしてこの人達は具体的に誰に対して情報発信をしているのか?がキーポイントとなる。「ソーシャルウェブ上での発言は何百万人、何千万人に向けて発信されている」というのは理論上の話にすぎない。
結論から言うと、誰でも広い世界に対しての発言とはいえ、実際は自分が発信した情報の受け手を具体的にイメージしている。少なくとも無意識の内に想像しているはずだ。なぜかというと、情報発信をする時には誰かに対して「こう思われたい」という心理が少なからず働いているから。
さらに言うと、これはインターネットだけの話ではない。書籍の著者、大箱のDJ、プロの歌手から研究室で国家プロジェクトを動かす博士まで、大勢の人に何かしらの情報を生み出すそうとする人は、その過程で実はある特定の誰か、もしくはある特定の数人に向けて発信している。
小説の初めのページにdear xxxとの記載があったり、歌の歌詞なんかを例に挙げるとイメージし易いかも。
ということは、自分が見えていない世界のヒトと繋がるには、その自分とは違う世界の人達にどうやって上手くメッセージを届けるかだ。ここで普段の自分のソーシャルウェブ上の発言を振り返ってみてみる。ツイートやフェイスブックでシェアしてる内容はどのエリアの人まで届いているのか?考えてみた事はありますか。日本語でのツイートは日本語がわかる人だけにしか届かない。地元トークは地元が違う人には全く面白くない。
自分が発信する情報を抽象化させて考えてみる事が一つ大きなヒントとなる。