東京ができるまで
東の都、東京。
明治維新に二つに分裂した日本の都の一つだ。
西の都は京都。
1920年頃の東京は人口の半数以上が非江戸出身者だった。つまり明治維新を機に全国から人が東の都に集まってきたわけだ。東京の東には工場を建て、西は住宅地にしようという話になり、当時栄えていた上野、浅草、神田や日本橋など現在の千代田区を中心に東京ができていった。
この分裂が日本社会に二重性に貫流するジレンマを作り出すことになる。それは二つの都の存在という地理的、政治的な意味だけでなく、和と洋の融合に関しても様々なジレンマを生んだ。
多くの人が一箇所に集まり形成されるコミュニティにはジレンマ、問題等を経て新しい文化を生む。今のアメリカなんかがそうなんだろう。って事は今の東京に存在する文化は多くの問題を抱えながら築き上げられたものだ。
なんかに発展する話になる気がしてならない。