WiiとSEO
任天堂がビジネスウィークで「最も革新的な企業」ランキングで昨年の39から7位に上昇した。主な要因として間違いなくwiiが挙げられる。
このランキングでは他に
①アップル
②Google
③トヨタ自動車
⑦任天堂
⑨ソニー
⑯ホンダ
などが並ぶ。
順位は企業経営者の投票及び財務データによる結果だ。
wiiといえば最近テレビを見れるサービスが始まった。この「テレビの友チャンネル」では画面上の番組表
を元に自分が見たい番組を逃さず確認しながら利用する事が可能だ。画面上の表で、面白かった番組には「気になるスタンプ」を押すことができる。この情報はオンラインで管理され人気ランキング化されたものを見ることができる。各家庭のテレビが情報発信する時代に突入したという実感が湧く機能だ。
こうなるとテレビ局は番組を今までのように取り扱えなくなる。というより番組制作に注目すべき点が変わってくるはずだ。「テレビの友チャンネル」ユーザーはキーワード検索で番組を探す事ができる。芸能人名、商品名、地名、トレンドワード・・・もうインターネットと利用形態が変わらなくなってくる。前回の投稿でも書いたが、IPTVにより現在世界中のテレビ番組がネット上で配信される時代になってきているので、サーチエンジンなんかにも番組名が出てくるかもしれない。そうなるとテレビ局もSEO対策やあらゆる情報メディアと同じ土俵で競争する事になるのだろうか。番組制作の過程で「検索ヒット数」を考慮するとなると、ロングテールを意識してロケ地を無駄に増やしたり、少しでも多くの商品を移したり、キーワードに入れられる項目を増やす事になるかもしれない。
今年に入ってから国内累計販売台数が500万台を超え、国民の約24人に一人がwii所持者。4人家族が平均だとすると6世帯に一台ある計算だ。テレビ局は今後どう動くんだろう??