Web2.0「助けて」チェンメ
前もほとんど似た事件がmixiで起こってニュースにもなったのに・・・
インターネットはweb2.0という曖昧な定義がある通り、「誰でも」「なんでも」「どこからでも」情報を発信する事ができる。リアル世界では明らかに不可能な行為を可能にする。これはいい方にも悪いほうにも捉えられる。広告事業や人材発掘はこうした情報共有環境の無限性の恩恵を受ける事ができる。一方ウィルスを広める事や情報の「盗み」が簡単にもなった。リアル世界で起きる超過需要も超過供給も存在しないケースもあるという事なのかもしれない。
こうした環境の中ではソフトパワーが力を発揮し、物理的な武力はネット世界ではほぼ無に等しくなる。そしてそこでユーザーが増え、相互コミュニケーションが成り立つと、今度は情報力以上に心理操作がより重要な能力になる気がする。・・・と今回の「B型Rhマイナスの血液に関するチェーンメール」を見て思った。
今のオレの周りの人を見ていると、ブログで何千、何万という人に向けて記事を書くという事は、そこらへんで友達に「口でポロっと言う」ぐらいの感覚だ。一言ポロっと言うだけで人を助ける事ができるなら、よっぽどひねくれた人でない限り言うと思う。ネットはそんなちょっとした善意を何千件という病院への迷惑な問い合わせに転換させてしまうところが怖い。
日本人は助け合いの気持ち、思いやりや気配りが優れている分こうした信頼性の不明確なモノには注意したい。ちょっと前のロハスに始まり、今はかなり「エコ」ブーム。地球環境を大事にしなきゃ!の純粋な思いがまた悪用される気がするなー。しかも似たような手口で。
■最近SpaceShower TVの「第三会議室」見ててもKダブにすら政治面で付いていけてない・・・あの人実はめっちゃ勉強してんのかな?